とにかく呑んでいる。
安いウィスキーを記憶が飛ぶまで毎晩。
年末に不幸があったので、世話になっている方々への新年の挨拶は避け、只管自分の殻に閉じこもって呑みまくっている。
フリーの依頼がちょこちょこ来ているので、ドンキばりに安い原稿料をもらいながら日銭を稼ぎつつ、それを酒のアテにしながら、日々をやり過ごしている。
ペットロスは継続中。
もう毎日寂しくて辛くてたまらない。
シルバーペンダントに遺骨を詰め、それを戒めに身につけて過ごしているが、辛さと後悔の念は解ける事はない。
柳ジョージの「青い瞳のステラ、1962夏」をエンドレスで聴きながら、飲酒の手は止まらない。
金も展望もない、45歳のリアル。
この歳になって芽生える自害願望に恐怖を覚えながらも、家族を想って一歩踏み留まる。
金が欲しい。余裕が欲しい。安定なんかじゃなく、圧倒的な余裕が欲しい。
誰しもが望む、不安ゼロの超安定型の人生を羨望するも、やはりギャンブリーで自己愛強めのナルチシズム満載の人生を選択してしまう自分を呪う。
とりあえず金杯で生活費を得ようと目論む。
再就職は2月からに決まった。
でも、決して幸せじゃない。
君がいなくなった世界は、思いの外つまらないよ。
何せ、オレを愛してくれたのは君だけだったもんね。
ウィスキーは致死量ほどに。
3リットルをストレートで呑めば、そりゃ酔うか。
とりあえず、「日はまた昇る」の続きを読みつつ、大量に酒を呑みつつ、45歳の1月は進む。
どなた様も、後悔の無い毎日を。
じゃあね。