天命、そして伝説へ。

アラフィフのサラリーマンライター『椎間板』が、終末までに高所得者へ上り詰めるまでのプロセスについて書き綴っていくという、完全自己満ブログです。

意味深な夢と顔見知りと。

完全なる無職生活も、実に一週間が過ぎた。

実入りゼロにして貯金ゼロの中年にとって、これは乗り越えるべき大きな試練の時間である。

 

電子タバコは一日二本迄。

 

飲酒は週に一度、発泡酒一本。

 

茶店も週に一度でアメリカンを一杯迄。

 

これであと二ヶ月をやり過ごす。

元手は交通系電子マネーに眠った、いくばくかの残高である。

 

まあ貧乏自慢はさておいて、昨晩見た夢の話を少し。



女の名前はコヅミ・ミヨコ。

 

小学生時代のクラスメイトであるが、何も特別な関係はない。

親友でもなければ恋人でもなかった。

 

中学を卒業してから一度も会ったことはなく、彼女が成長して大人になった姿など知らない。

 

そんな彼女が不意に昨晩、夢に出たのである。

 

容姿はかつての感じを大人っぽくしただけであり、あまり変化はない印象。

しかし、ちゃんと大人になっていると夢の中の自分は認識している。

 

何より彼女は、夢の中で僕のパートナー的な存在になっており、カフェで同じ飲み物を回し飲む間柄になっているというからこれはただならぬ関係であることは明白だろう。

 

ストーリーは皆無に等しく、ただ只管彼女と茶を飲み、世間話を続けるのみ。

時間になると彼女は帰宅し、僕が一人カフェに残された。

 

寂しくて堪らず、カフェの店員を捕まえて、その娘を今日の夜の相手にしようと決め込んだものの、仕事が残っていた事を思い出し、泣く泣くその場を後にした。

 

その刹那、場面が変わる。

 

数時間か数日の時間を経て、僕は再びコヅミ・ミヨコとカフェにいた。

白くて甘いコーヒーを相変わらず回し飲んでは、下らない世間話を続ける。

 

それに飽きると、僕はコヅミ・ミヨコにキスをせがんだ。

 

しかし彼女はそれを遮り、僕に向かってこう言った。

 

「金メダルを獲ったらね」

 

完。

 

って何だコレ?

 

コヅミ・ミヨコは一体何故僕の夢に出てきたのか?

今では彼女がどこにいるのかも、はたまた生きているのかさえも知らない。

 

それどころか、彼女について考えた事など、これまでの人生で一秒もなかったから、夢に出たことに驚きと恐怖を覚えたことは言うまでもない。

 

それに今会っても、お互いが変化しすぎて気づかないだろうね。

古い顔見知りと、中年になってから関係が深まるってのは、なんだか少し面白そうだ。

 

でも、きっと今後の人生で彼女と再び出会うことなんてないんだろうな。



まあよくわからない夢を見たって話。



貴重な発泡酒を開けてしまいたい衝動に駆られている今。

 

日付が変わる迄には答えを出そうと思う。



今日はクイーンズ・オブ・ストーンエイジの「Rated R」、そしてマックス・リヒターのアンビエントを交互に聴きながら、無駄な執筆に時間を費やした一日だった。




無職完了まで、あと24日間。




正直、生きているかどうかわからんね。



じゃあ。

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追憶って訳でもないが。