天命、そして伝説へ。

アラフィフのサラリーマンライター『椎間板』が、終末までに高所得者へ上り詰めるまでのプロセスについて書き綴っていくという、完全自己満ブログです。

2024年10月23日(水)「変化に戸惑うこともなく」

曇りから雨足が強くなり、時に晴天を挟みながら、天候は目まぐるしく変わっていく。

 

僕は朝から横浜市内にある区民球場のベンチに座り、地域のフリーWi-Fiを拾って仕事をしていた。

音楽もなければ映画もない。

 

遠くを走る電車の音と、高速道路を走る車の走行音しか聞こえない。

 

つい二週間程前、その付近で強盗殺人事件が起き、犯人が捕まった後もパトカーの数は多く、付近を徒歩でパトロールする警察官から訝しげな目で見られたような気がするのは、単なる被害妄想なのだろうか。

 

当然のことだが、僕は事件など起こしていない。


※※※


基本的に人と関わらない暮らしを送っている。
テレワークを推奨しているため、最近では会社にもほとんど行かず、挨拶すら交わす機会もない。

 

嫌な訳ではないし、寂しい訳でもない。

 

そんな暮らしにはすっかり慣れたものだ。

最近のルーティンは、朝起きて出かける支度をし、まず区内の図書館へ向かう。

 

そこで気になる本を数冊借り、それを持って約3時間かけて歩き、横浜市某区にある区民球場でノートパソコンを開き、途切れまくる電波状況に苛立ちながらも原稿を書き続ける。

 

そして、合間に図書館で借りた本を読み、球場内の水飲み場で水分を補給し、また仕事を再開。

それを3、4回繰り返すと、区民球場の照明が点き、気付けば20時を超えている。


21時になると球場の門戸が閉まるため、その前にそそくさと帰り支度を済ませ、自宅まで歩き始める。

 

日付が変わるギリギリのタイミングで自宅に着き、そのまま倒れるように眠る。


そして3時間で目覚め、図書館で借りた本の続きを読みながら、夜が明けるのを待つ。

 

まあそんな毎日だ。

 

ワンパターンな暮らしだが、飽きることはない。
なぜなら、それ以外やることがないからに他ならない。


※※※※※※


記事を書くライターとしての役割が、もうすぐ終わる。

 

来月からは違う部署で、違う立場で、全く別の業務を担うことになる。

 

仮面を変えるようなもので、本質は変わらない。
社内の異動なんて、実に表面的なものでしかないものだ。

 

これまで良くしてくれたチームの皆に別れを告げたのは、先週末のこと。

 

寂しい、やる気がなくなったなど、嬉しいコメントをもらったが、一週間も経てばそんな気持ちは塞がるものだ。

 

そういった類の悲しみは、大概刹那的なもので、心の底から寂しい、悲しいと思っている人などいない。

 

でも、皆には本当に感謝している。


友達にはなれなかったが、良いチームメイトだったことは間違いない。



今まで長く書く専門の仕事をしてきた。


ジャンルや媒体に関係なく、ずっと何かについて書いていた。

 

これからも書くことはあるのだろうが、日常的ではなくなる。

 

本当に悲しいのはそこなのかもしれない。

 

書くことしかできない自分が、これから十数年ぶりに別の専門業務に携わるのは、とても不安である。

 

今日で引き継ぎの書類をまとめ終わり、あとは後継者に託すのみ。


クライアントなどの外部への報告などは全く終わっていないのだけど、急なことだし仕方ないかなと。

 

まあ、異動ってそういうものなんだろう。


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明日からしばらくの間、休暇に入ることになった。


もちろん、任意ではなく強制だ。

 

10月一杯までに有給を消化しなければならず、やむなく休みを取ることに。

 

でも、いつもと同じルーティンになるだろうと。


図書館、球場、自宅。

 

明日はその他に自分で散髪をするという予定も入れようかなと思っている。

 

髪の毛に時間とお金をかけている余裕などないので、手早く自力でカットするつもりだ。


少し考えているのは、バリカンを使って頭を丸めてしまおうかな? ということ。

 

楽だろうし、今更気取る必要もない。


ルパン三世だってクールカットだし、そろそろ長いイメージを払拭するのも悪くない。

 

起きた時の気分で決めよう。


今日はマルケスの残りを読んで、いつもよりも早めに就寝するかな。


へば。