大雪が降るぞと騒がれた割に、未だ雨の南関東。
貴方は犬しか愛せない寂しく情けない男。
連れ合いからのその一言に胸を砕かれる思いがした。
鬱という病にかかった人間の怒りのやり場は他人ではなく己自身。
自分が如何に情けなく、何も出来ない馬鹿野郎だと責めまくった挙句、自己嫌悪に陥るという悪循環で厄介な病である。
もはや夢や希望だけではなく、愛情を受けることもままならないなんて、そりゃ寂しい男だわな。。。
雑音に反応してはいけない。
それもカウンセリングで注意を受けた。
でも、他人からの言葉や視線が殊更気になるから、どうしても盲目のままではいられない。
丸腰で社会に飛び込む怖さと、嫌味を言い続けるデリカシーのないクソビッチと同じ空間で過ごす怖さ。
もはや逃げ場もなく震えるのみか。
友人からもらった嬉しいLINEを何十回と読んでは、沈みがちな気分に歯止めをかける。
それが僕にどれだけの勇気を与えてくれたかと思うと、本当に感謝しかない。
そんな環境なもんで、自宅で仕事するのは不可能。今日も今日とて地元の図書館で仕事をし、閉館後はそこのロビーでキーボードを叩いていた。
不自由極まりない現状だけど、そのうち変わるといいなと思いつつ生きていくしかない。
鬱のクセに偉そうに酒なんか呑んで、いいご身分だこと。
そうディスられようと、僕は石になった気分でシカトを決め込む。
誰か助けてくれないかな。。。
なんてね。
でもこのままだと完全に心が壊れてしまう。
どうにかその前に何とかしないと。
※
そんなLOWな気分に注入した今日のBGMは、ブッカー・アーヴィンの『the song book』である。
無論、アーヴィンのテナーは素晴らしいのだけど、特筆すべきはトミー・フラナガンのピアノに他ならない。
途中でもたれるものの、あのスピードについていけるピアノは凄まじいなと。無論、ベースもドラムも素晴らしいのだけど、曲を支配しているアーヴィンに食らいつこうと躍起に弾くピアノに感動を覚えてしまう。
ハイテンポな曲とスローなナンバーの抑揚が効いていて、一枚通して気持ちよく聴ける。
嫌なことを忘れさせてくれそうな痛快なナンバーに、つい涙腺が緩んでしまう瞬間が。
未体験の方は是非。
明日は良いことあるといいな。
じゃ。