もう二ヶ月になる。
右腕がおかしいのである。
曲がらず上がらず無理に動かすと激痛が走る。
おかげで肉体労働ができず、大変なことになってしまった。
しかし痛いものは痛い。
我慢して何とかなるレベルではないからタチが悪い。
放っておけばじきに治るだろうと思っていたのだが、酷くなる一方で。。
まあいいか。
★★★
40を超えてからの一人は中々に寂しいものだ。
長距離を歩き、仕事をし、映画を観て一日が終わる。
まあ不毛。これで何不自由のない暮らしができているならまだいい。
不自由しかないから参ってしまう。
不毛だ。
食欲ゼロになってからは無論自炊もしていない。
水と大量に貰った固形のカロリーメイトのみで生きている。
これで無事なのだから人の生命力に驚くばかりだ。
恐らく、そこいらのホームレスの方がよっぽど良い食生活を送っているだろう。
願いはただ一つ。
何不自由なく過ごしたい。
普通が一番難しいという事実を体現している格好だな。
★★
ちょっと行き過ぎた考え方かもしれないが、こんな生活を送っておいて、なぜ犯罪に走らないのか? と自分で常々思うのだ。
窃盗だの詐欺だの、追い詰められたら人間は何でもやるものだと思うのだが、不思議とそういう感情は起こらない。
失うものは多いので、自暴自棄になっている訳ではないのだけど、やはり捕まってしまうと余計不自由な暮らしを余儀されなくなるのが怖いのだと推測しているのだがどうだろう。
「あぁ、もう終わりだなぁ」
と思うことは確かにある。
そんな時、人は欲を満たそうと遮二無二動くものだと思う。
性欲を満たすか、食欲を満たすか、はたまたそれで満足できない輩は犯罪に手を染める。
まあそんなところか。
何を達観しているのか。
ではそんな時、僕は何をしているのか?
大概、耳を擘く大音量でパンクを聴いている。
ジャズやブルース、さらにはインスト系のジャンルは、あくまでチルアウト要員であり、心が尖っている時は、余計に荒ぶるように仕向け、激しい音楽で己を奮い立たせる傾向にある。
ミッシェルかhawaiian6が相場だ。
そう言えば、日本の音楽をあまり聴かなかくなってしまったのは、チバユウスケ氏が亡くなった影響が大きい。
孤高の詩人にしてジャパニーズ・ガレージ・パンクの礎。
本当に残念だ。もっと氏の声と詩を堪能したかった。
★
映画を観るのが習慣になったのは、多分寂しいからだと思う。
子供の頃は月に一度は母親に連れられて映画を観に行ったものだった。
しかも、全国上映されているような作品よりも、単館上映の作品の方が多かった。
僕のジャズ好き、映画好きは、完全に母親から受けた影響であり、中年になった今でもその趣向は変わらない。
そして、母が好きだったのは、50年代のオールド・ムービーと最新のマイナー作品。
思い返すと、本当に良い作品ばかり観せてくれたと感心する。
しかしながら、たまにはメジャー作品もチョイスしており、E.Tやゴジラなんかの人気作品も観に行ったし、兄が無類のスター・ウォーズ好きになったのも、小学校低学年の時に封切られたエピソード4を観に行ってからのことだ。
僕にはあまり刺さらなかったのだけどね。
で、前回も書いたのだけど、ネバー・エンディング・ストーリーも子供の頃に観に行った作品で、観るたびに当時の情景を少しだけ思い出すので、懐かしさ故に10年に一度の割合で見返してしまうのだ。
正直、そこまで面白い作品ではない。
前回書いたように、原作の方が圧倒的に面白いし、何より端折り過ぎて支離滅裂になってしまっている。
せっかく大金をかけて作ったのに、何だか勿体無いなぁと。
とにかく映画を観るのは、僕にとって日常的な行為であり、食事を摂るよりも重要なのである。
最近はあまり観なくなってしまったけど、ドラマやアニメなども欠かせない。
ドラマはもういいが、アニメは欠かせない。
先日も王様ランキングを見返して号泣したばかりだ。
ボッチ最高。
あぁ、宝くじ当たらないかな。
3等でもいいから。。
まあ、買ってないけどね。
よい週末を。
へば。