結局、宙ぶらりんのまま、12月も佳境を迎えた。
愛犬を失い、仕事も決まらないまま。
つまりは狂人の一歩手前で生きている。
現在の勤め先からは何の連絡もなく、ただ最終日まで放ったらかしの憂き目に遭っているが、まあこちらとしてもその方が好都合だ。
毎日応募すれど、速攻で返ってくる返事のタイトルは、決まって「選考結果についてのお知らせ」である。
つまりは、落選通知に他ならない。
見なくてもわかるから、そんなメールは開けぬまま削除している。
連れ合いは呆れ、僕とは目線すら合わせない。
まあそんな関係は今に始まった事ではないのだけど、やはりうすら寂しいものがある。
とりあえず、生活保護の申請準備を進めつつ、面接依頼が来たらどこでも行こうと思う。
しかしながら現在、最終選考まで残っている会社が2社ばかりある。
それに落ちたら、即生活保護申請を出し、離婚協議を始める事になるだろう。
綱渡りの様な暮らしを始めて、もう9年。
その間、一度だって安らぐ時間などなかった。
会社を二つ潰した禊は、殊の外長くて重い。
唯一無二の相棒も失い、今や自暴自棄の中年独り。
明日はどうなる?
我が人生には悔いしかない。
とりあえず、ギブ・ミー・アルコール。
呑んで呑んで呑みまくって果てたい。
余りにも不毛だ。