天命、そして伝説へ。

アラフィフのサラリーマンライター『椎間板』が、終末までに高所得者へ上り詰めるまでのプロセスについて書き綴っていくという、完全自己満ブログです。

2023年10月25日(水)「雇われの価値」

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突然だが、働き方を変えようと思う。

 

正社員としてフルタイムの勤務に、計3社とのフリーランス契約、さらには夜の肉体労働。

 

40を超えた私には、どう考えてもオーバーワークである。

それに加え、何の遊びもないストイックな毎日。

 

そんな生活をしていながら、収入は10年前より低いのが現実なのだ。

問題は、雇われのライターの収入が低すぎる点に他ならない。

 

企業や個人の実績にもよるが、雇われライターの平均年収は500万円前後。

今の私はそこまでも到達していないという底辺ぶりである。

 

何も手を抜いている訳でもなければ、技量が足りない訳でもない。

つまり、企業がライターの価値を見出すことが出来ていないのだと思う。

もちろん、業績への貢献の高低もある。

 

何せ、webによる間接営業が利益の大部分を占める昨今では、ライターによる「誘導文」がどれだけの利益貢献になっているのか? コンバージョン率だけがその指標となるのなら、ライターとしてのテクニックはさほど必要ないと思えて仕方ない。

 

素人ライターが台頭するようになってから、私のような長年のキャリアを持つライターの価値は薄れるばかり。接着剤になれば良いだけの誘導文なら、別にテクニックなどなくても簡単に書けてしまうのは明白だ。

 

だがしかし、ライターの真価を発揮できる場が、紙媒体、とりわけ専門書の執筆のみという訳でもない。

 

webでも本物の文章力を必要としている場は少なからずあり、そういった技術を欲しがる企業は、ライターに払うギャラも破格だったりするものだ。

 

つまり私はそこだけを突付きたい。

 

 

※※※

 

 

やり方は色々あるだろうが、雇われライターの限界は既に見えている。

直接的な利益を生まないステマとも言える誘導サイトばかりの執筆をしていても、大きな利益貢献などあり得ない。

 

だから私は、サラリーマンとしてのライター、及び個人事業主としてフリーランスのライターを続けることを辞めてしまおうと思った次第だ。

 

では何をする? 何がしたい?

それは、本物のスキルを持つライターが、その技術を思う存分発揮することができ、見合った報酬を得られる場を作ること。ただしそれは、ライターだけに限らない。デザイナーなどのクリエーターもまるっと抱え込みたいと考えている。

 

30代の自分は、今の倍以上の年収を得ていた。

もちろん、ライターとしてだけの収入ではなかったが、周囲の知人ライター達がギャラの低さ故、アルバイトを掛け持って倒れそうになりながら生きている様子も多数見てきたし、ライターを辞めて転職した方も山ほどいた。

 

ライティングは国家資格ではない。

故に、安定した収入を得られる職業にはならないだろう。

とは言え、第一線で活躍できる程のスキルを手に入れる為に、どれだけの努力を重ねる必要があるのか? それは痛い程わかっているつもりだ。

 

職業の立場をまるっと変える程のインパクトを残したい。

 

しかしそれは、一人で成し遂げることはできない。

つまり、誰かの力を借りる必要がある。

 

いかんせん、今の自分にはそこまでの行動力も影響力もない。

コツコツと計画を推し進め、時間をかけてシステムを構築していくしかない。

 

ということは、まだ雇われの身から脱することなどできない訳だ。

この低収入でどこまでやれるかわからないが、とにかく一歩踏み出さねばと思っている。

 

何もFIREを目指している訳ではない。

お金に困らない人生、そして海辺でBARを開業すること。

 

ただそれが欲しいだけなのだ。

 

誰もが持つ小さな夢。

叶う可能性は低くとも、それを夢想することで小さな幸福感を得られる遠い存在。

それが実現できるなら、そんな幸せなことはない。

ただ、それを叶えたいだけ。

 

報われない全てのライターに、満足できる収入を。

しかし、素人や駆け出しは相手にしない。

時代が変わり、リアル媒体からwebメディアに土壌が移ったことで、辛酸を舐めてきた熟練のライターが報われるなら、そんなに幸せなことはない。

 

さて、一体何から手をつけたら良いものか。

 

事故の後遺症を隠しながら、疲弊した体を引きずり、定時後に肉体労働へ向かう。

今日も今日とて、そんな予定。

 

そろそろ辞めたいと思うのは当然だろう。

 

へば。

 

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