天命、そして伝説へ。

アラフィフのサラリーマンライター『椎間板』が、終末までに高所得者へ上り詰めるまでのプロセスについて書き綴っていくという、完全自己満ブログです。

2024年2月16日(金)「グリコの時間」

いまいちやる気が出ない。

 

まあ常にそこまでやる気に満ちている方ではないので仕方ないが。

 

楽しかった昨晩のことを思い出しながら仕事に勤しみ、思いつくままにタイピングしまくる。

感情を入れてはいけない原稿を書く際、私は無表情で一心不乱にキーを叩く。

が、その状態が続くのは30分が限界。

 

プシューと息を吐き、天を仰ぐこと実に12分。

その後、「お金持ちになったらやりたい10のこと」について妄想を膨らませたり、なぜ黒木華はさほど美人ではないのに欲しくなるのか? について考えてみたり、無料で彼女をゲットする方法を模索してみたりした後、仕事に戻る。その間実に18分。

 

そして今に至る。

 

 

 

 

高校生の頃、不意に横の席からこんな声が聞こえた。

 

「あぁ〜亡命してぇ〜」

 

バカなのか? 仮にも県内の公立ではトップクラスの進学率を誇る上位校に籍を置きながら、そんなアホみたいなセリフを吐いたのは『気取り屋シュウちゃん』の異名を持つ天才だった。

 

何せ彼は現役で横浜国大に合格したにも関わらず、やはり東京のブランドが欲しいと吐き捨て、3浪した末に再度横浜国大を受け直し、観念して入学したという回り道野郎である。

 

何でも彼は、あるマイナーなロシアのスケート選手に酷く恋をしてしまったようで、寝ても覚めてもその何とかフォッカッチャとかいう名前の選手の名を呼び、その娘の足首を齧りたいと神に願っていた。

 

つまり彼は、16歳にしてロシアへの亡命を画策していた様で、何が何でもその選手の足首を舐めまわしたかったそうだ。

 

しかしその1年後、彼は突如として校内最強の異名を持つ超筋肉質天才女子「モンゴリアン小田」との交際をスタートさせることになる。しかも強制的にだ。

 

誰でもいいから抱いてみたいという童貞の願望をフルに叶えた格好だが、些か相手が悪かった。

ある朝シュウちゃんは涙声で私にこう言った。

 

「胸だか腹だかわからなくてさぁ。この大きな胸が最高だねって言いながら三段腹を揉んでいたら、思い切りチョークされて落ちちゃってさ。。。ラブホの延長料金8,000円も取られちゃったよぉ・・・」

 

シュウちゃんは今、どうしているのだろうか。

 

 

★★

 

 

月曜日の午前中のことだった。

オフィスで無我の境地を漂っていた際、何気なく「エア馬券遊び」を敢行した。

 

今から15年前、私の趣味は競馬だったのだが、生活苦と面倒臭さからすっかり足を洗って久しい。

ネットで出馬表を開き、出走馬個々の履歴と調教具合をチェックする。

 

全部予想するのは面倒なので(それが嫌でやめたところもある)1レースだけにした。

 

ふむふむと熟考すること実に15分、私は16頭の中から5頭をチョイスし、本命から抑えまでランク付けをしたのである。

 

そして出走。

 

レースは思った通りの展開で進み、結局掲示板に載った5頭は、全て私が予想した馬たちで構成されていた。しかも1.2.3着は、私の格付け通りの結果に。

 

そして三連単の配当をみるやいなや、泣きそうになった。

結果は何と、60万円を超えていたからに他ならない。

 

もちろん馬券は買っていない。何せ「エアー」だから。

 

競馬をやめてよかったと、心から思った。

そして、エアー馬券遊びなる余興も二度とやらないと誓ったことは言うまでもない。

 

 

★★★

 

 

「サタンタンゴ」を鑑賞。

しかも今年に入ってもう三度目のチャレンジになる。

 

8時間という長丁場を目を背けずに鑑賞するのは半ば拷問に近い。

しかも無音・沈黙だらけの映画において、ガチンコで挑むのはやや骨が折れる作業である。

 

とは言え、この映画の凄さを知ってしまうと、8時間が光の速さとまでは言わないが、まあ飽きずに鑑賞できてしまうから不思議だ。

 

何と言っても意味不明なカメラワークにまず度肝を抜かれる。

このカット、一体どうやって撮影しているのだろう? と首を傾げてしまうレベルの凄まじいシーンが、これでもかと言わんばかりに立て続く。

 

無論ストーリーもしっかりしているのだが、「何でコイツが生きとんねん」というツッコミを入れたくて仕方ないところもある。

 

これ、編集しなかったら何時間あったのだろうか? なんて考えると思わずため息が漏れてしまうが、何というか監督の意向をフルで叶えた結果、この長さで落ち着いたのだろうなと推測する。削ったら成立しない気もするし。

 

来るべき「サタンタンゴ評価会」のその日まで、最低でももう一回は鑑賞して考察を深めたいと思っている。何度も言うが、私は普通のサラリーマンだ。

 

 

★★★★

 

 

しばらくブラックボックスにしていた「ライフライン問題」の全容が見えたのは今朝のこと。

 

書くのも怖くて、どう表現したら良いかわからないのだけど、結論としてはこうだ。

 

「取り立てないのは取り立てたら損をしてしまうから」

 

という事実を知った時、強烈な悪寒が身体中を駆け巡った。

 

東⚪︎電力も⚪︎京ガスも超悪徳企業じゃないか。

インテリヤクザの進化系ともいうべきその悪行の程に、しばし開いた口が塞がらなかったのは言うまでもない。

 

今後のネタのためにさらに放置を決め込む格好だが、脅し文句が軽すぎて怖かった。

光明ゼロの現状に於いて、この事実はかなり悩ましい。

 

せめて本社が漏電事故、片やガス爆発でぶっ飛んでくれたら少しは気持ちも和らぐのだけどね。なんてブラックな私が少しこんにちはをしてしまったか。。。

 

 

★★★★★

 

 

さて、そろそろ会社を出る時間である。

 

外出? いやいや、帰宅ですよ。

 

今から出ないと夜までに着かないもんでね。

 

ライフライン問題の全容が見えた時点で何だかかなり久しぶりに腹が減ったので、後輩をパシらせてオフィスグリコをつまんでもらう。

 

ビスコの偉大さを実感したところで、荷物をまとめようかなと。

 

何にもない様で、必ず何かが起きている。

私の人生は常に事件ばかりだった気がする。

 

その昔、仕事で著名な占い師に見てもらった際、「あなたは酷く失敗するが、ありえないレベルの成功を収めることになる」と言われたのだけど、それっていつだよ? そろそろ良くねぇか? と思いながら、歯を食いしばって今日も生きている。

 

一つだけ思うことがある。

 

多分大金を得たら寄付すると思う。

そういう気持ちって、多分恐怖を感じるレベルで貧乏になった経験がある奴じゃないとわからないだろうね。

 

辛い気持ちはよくわかるんだよね。

 

さて、グリコの時間だ。そろそろ後輩にミッションチャットを送らねば。

 

どなた様も良い週末を。

 

 

 

へば。