頭痛が止まない。
体が重い。
鼻水が止まらない。
嫌な季節の到来。
今年こそはと思えど、やはり諸症状が出てしまう。
街中を占拠する花粉どもに憎しみを覚えつつ、今日も野外でタイピングに勤しむ。
で、今日の仕事のお供はヴェンダースである。
まずは「ことの次第」からスタート。
しかしすごい邦題だよな、これ。。。
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今日は朝から仕事で日経平均についての記事を書いていたのだけど、ちょっと騒ぎのベクトルがおかしな方向に行ってる気がしてならない。
これまでの日経平均最高値はバブル期の3万8千何某円だったが、昨今の様子だとそれを超えるのでは? と何だかお祭り騒ぎになっている。
が、しかし。
当時とは背景が全く異なるのである。
何せバブル期である。今の不況とは真逆の好景気であり、ドンペリを浴びながらクラブで踊り狂う時代と一緒にしてはいけない。
喜んでいるのは投資家くらいのものだ。
そういう仕事をしていながらこんなことを言うのもなんだが、日経平均などどうでもいい。
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相変わらず映画を観ているのだけど、やはり自分の好みは物凄く偏っている気がしてならない。
一体なぜ『そういった類』の映画ばかり好むのか? その答えが何となくわかってきた。
要は『間』のある芝居が好きなのだと思う。
気を衒ったセリフなど要らず、ひたすら仕草と目線、そして風景で魅せる映画に心を奪われてしまう。
故に、自分の作品にも会話は少ない。
さらに言うなれば、「モノクロ」が好きだ。
カラーでも良いのだけど、わざとらしいセットが映るだけでかなり萎えてしまうので、セットよりも自然が良い。とにかくナチュラルなものが好みなのである。
ジャームッシュやゴダール、さらにはヴェンダースが好きなのはその辺の好みが合致した作品が多いからなのだろう。
でも、リドリー・スコットはあまり好きじゃない。作品で言うと、イージー・ライダーなんかも別にどうでもいい。いやー気難しいな。
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先日久しぶりに短編を書いたのだけど、何だかおかしな話で書いた自分が首を傾げてしまう内容だった。何せ物語の流れはこうだ・・・
墓地に入る→目当ての墓を探す→見つからず他人の墓に花を置いて帰る
それだけなのだから。
でも、テーマは「思い出」だったりするから意味がわからない。
前項の話ではないが、これもまた「間」だらけの作品になってしまった。
映画にするなら低予算で済むだろう。何せロケ地は墓地のみで、あとはひたすら歩いているだけなのだから。そこに意味はあるのか? と聞かれたら、多分あるんだと思うとしか言えないが。
とにかく僕が書く本は軒並み退屈である。
でも、それを理解してくれる人はいる。いや、いると信じたい。
マイノリティの極みだな。
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そういえば今日はバレンタインらしい。
しかも大安。
正直、バレンタインに良い思い出などない。
何せ物を貰うのが苦手なので、渡される時のあの独特の空気が逃げ出したくなるほど苦手である。
ただ、中年だけどそろそろ彼女でも欲しいなぁと思うことは屡々ある。
やはり人肌が恋しくなる時もあるさ。
まあ彼女をこさえている場合じゃないんだけどね。というか自宅に呼べないし。。。
さて、次は「666号室」だ。
ヴェンダースのドキュメンタリーは本当に面白い。
これは「映画」に関するドキュメントなのだけど、ゴダールの話もあってミーハー的に好きなのだが、スピルバーグは不要だろうと思っている。まあ、ジョージ・ルーカスよりはマシか。
ハリウッド嫌いとしては「異物」としか言いようがない。
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監督を「ハシゴ」するのが好きでたまらないのは、レイトショー時代の名残りなのだろうか。
かつては早稲田松竹に入り浸り、徹夜作業を抜け出して、夜な夜な鑑賞しに行ったものだ。5本立ての夜は興奮し、3本立てだとややがっかり。作品のまとめ方にもよるが、アレックス・コックスが最も輝いていた時代の3本立てには大興奮したなぁ。レポマン、シド・アンド・ナンシー、ストレート・トゥ・ヘルの3本立てって凄くないですか。。。ちなみに、ストレート・トゥ・ヘルにはジャームッシュが出演しています。さらに売れる前のコートニー・ラブ(カート・コバーンの元嫁)やジョー・ストラマー(クラッシュのフロントマン)なんかも出ていたっけな。コステロが出てたのもそうだった気がするが定かではない。
という訳で、今日明日はヴェンダース縛りで「映画8」の「仕事2」くらいの割合で過ごそうと思う。
嗚呼、温泉入りたい。。。
へば。