潜水艦の事故のニュースを見て、何だかやるせなくなった。
被害者の中には、まだ思春期真っ盛りの青年もいたそうだ。
どうだろう。
それはさぞ無念だったろうなと。
悔しい気持ちを声高に叫びながら、爆発のその時を迎えたのだろうか。
まだ見ぬ友人、恋人への憧れを捨てきれぬまま、果てたのだろうか。
そう思うと、他人事ながら胸が張り裂ける思いがする。
個人的なことを言うと、僕にとって素晴らしい時間は、大人になってから訪れた。
でも、大人になったら一人でいる時間が圧倒的に増えた。
寂しい、不安だと思い続けながら過ごす毎日は、若かりし頃と比べると圧倒的につまらないし、不毛だ。
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まるでこの人生は、沈んだままの潜水艦のよう。
浮上する方法を忘れた、ポンコツのそれに他ならない。
電話のディスプレイを見れば、催促のメールや着信が踊る。職場で私に話しかける者は皆無で、生きている実感を覚えるのは、一銭の価値にもならない駄文を連ねている時だけだ。
気づいたら、もう2週間近く言葉を発していない。
そんな中年になるなんて、十代の頃は思っていなかった。
そうなるくらいなら、大人になんてならない方が幸せだったのかななんて思ったり。
でもそれは、潜水艦事故で亡くなった子に申し訳ないね。
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日毎に暑さは増し、段々と本格的な夏が近付いてきた。
子供たちはどうしているだろうか?
海やプールへ行きたいのかな。
はたまた家族で公園でも行って、かき氷でも食べたいなんて思っているのだろうか。
親としてはもちろん、人としても落ちぶれたものだ。
昨日、子供の誕生日だったことに今更気づくダメな親である。
存在そのものを無かったことにしてくれないだろうかと、本気で思ったりもする。
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どこの会社で文章を書いても、結果は同じだったりする。
無駄にキャリアを重ねただけで、商業的な文章など未だ書けずにいる半端っぷりだ。
書けどもSEO順位は上がらない。
紙上がりの中年ライターの力なんかそんなものかと匙を投げたい気分だ。
ライター稼業なんてものは、良くも悪くも自由。
毎日やろうがやるまいが、原稿を書き上げて、結果を出せたら何の問題もない。
でも、もう無理なのかなと思い始めている。
中年らしく不動産営業をするとか、工場の流れ作業に加わるとかね。
そう言えば、スーツ持ってないし、体力もないわ。。。
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「もう上がっていいですか?」
という声に、対して上司はこう返す。
『もちろん、お好きなように動いてください』
と。
そうか、もう自分は小言すら言われない存在に成り下がっていたのかと。
そういや、久しぶりに声を出したな。
とりあえず帰ってもいいと言われたので、この駄文をアップしたら海の方まで歩いていこうかなと。
つまり、明日は仕事を休みます。
水のペットボトルを大量にもらったので、いくらでも歩けるぞ。
楽しい月曜日を。
へば。