天命、そして伝説へ。

アラフィフのサラリーマンライター『椎間板』が、終末までに高所得者へ上り詰めるまでのプロセスについて書き綴っていくという、完全自己満ブログです。

きまぐれに。

私的名盤紹介①

『PEACE OUT /竹原ピストル

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野狐禅からファンという方もいるでしょうが、私はやはりソロになってからの吠える孤高な吟遊詩人スタイルが好きです。竹原ピストルの魅力は、何といっても飾らない無骨なところに尽きます。最近ではかなり上手くなりましたが、その昔、弾き語りながらのラップを聴いた時は(「俺のアディダス」とかだと思う)、こんなクオリティでもプロになれるんだ・・・と随分衝撃を受けましたが、今はかなり上手くなりましたね。昨年発売したミニアルバムの一曲目「初詣」では、アコギで細かいニュアンスを入れながら軽快に韻をふんでいます。

 


そんな氏のプロダクトの中でも、一際光っていると感じるのが「PEACE OUT」というアルバムです。新人アーティストがタイアップシングルを数曲世に出して、知名度が上がってきたタイミングでアルバムを発売。結果見事にミリオンセラーという平成初期のチープな売り出し方。竹原ピストルは間違ってもそういう路線で活動できるアーティストではないでしょう。野狐禅での小さな成功はあったものの、メジャーで売れる要素など皆無だったし、丸坊主で小太り。そして頭にタオルを巻いて汗だくでアコギを掻き毟るライブシーンを見ると、間違ってもルックスで売れるようなイメージはわかない。しかし、氏には衝撃的な音圧で、圧倒的にメロディアスな詩を表現することができる。それはとても稀有な才能であり、正に唯一無二の存在。ごく私的な意見だけど、ソロ初期から作品を重ね、ようやく花が開いたのがこの「PEACE OUT」である気がしてなりません。

 


まず、1曲目の「ドサ周り数え歌」からしてもう衝撃的。ギターに準えた数歌なのだけど、なんでチューニングするだけの行為をこんなに楽しく美しいメロディ、そして歌詞に昇華できるのだろうと悩む程に考え込んでしまったものです。そして、もう一つ優れている点は、単純に聴かせる歌が多い点。つまり、昔風に言えばシングルカットできる歌が多いというころです。しかし、竹原ピストルである以上、売れ線とは言い難いところ。実際に「Forever Young」はドラマ「バイプレイヤーズ」のEDに使われ、「最後の一手」も映画に使われていますが、それら以外はほぼノンタイアップです。それが不思議で仕方ないというね。僕が映画やらドラマやらCMのプロデューサーなら、「一等賞」や「ぐるぐる」、「ただ己が影を真似て」、そしてラストの「マスター、ポーグスかけてくれ」なんかもう使いたくて仕方ないと思うでしょうけどね。

 


とにかく個々の曲の粒が立ちまくっているんですね。そりゃもう炊き立ての新米みたいに。単純に曲が良い。それだけ良い曲をこれだけ入っていりゃもうベスト・アルバムって言っていいんじゃないかと思うんですけどね。何も、シングルの寄せ集めをベストアルバムと称する必要なんかないわけですし。僕の中で竹原ピストルベスト・アルバムは俄然この「PEACE OUT」に尽きます。

 


最近は打ち込みを多用したりして、ちょっと小洒落てきた印象が強い氏ですが、いつかまたアナログな魅力満載の一枚を聴きたいものです。J-POPや邦楽に疎い僕が新譜を追いかける数少ないアーティストなので、素晴らしい詩をもっと沢山聴かせてほしいですね。

 

 

 

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というか何でこんな話になったのか? というと、実は私昨晩勤め先で少々揉め事を起こしまして。まあ僕が悪い訳ではないんですけどね。捕まりはしなかったのですが、怪我はさせたんじゃないかなと。その帰りにふと「俺、何歳だよ・・・」とショックを受けまして。相手の愚行や悪口に対してではなく、単純に幼すぎる自分の行動や思想に対してです。

 


大人になりきれない中年か。

 


たまに衝動的に死にたくなることがあるのだけど、その理由ってやっぱりそれだったりします。どうすればいいんだろうね。

 


教えて、偉い人。

 


で、その帰りに歩きながら聴いていたのが竹原ピストルの割と新し目のアルバムだったのだけど、やっぱり「PEACE OUT」は良かったなぁと再確認しまして。その思いをまとめただけです。最近更新をサボりまくっていたので。

 

 

 

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朝から選挙カーが煩い。

昨日、駅前で演説している小泉進次郎を見たのだけど、やっぱりあの人は好きじゃない。吠えていることのほとんどが当たり前で偽善的な言葉ばかりで、頭悪そうだなと思った。

 


まあ、三流大卒のお前に言われたくないと思うだろうけどね。

 


とにかく小泉Jr.からはそんな詐欺師臭がプンプンしました、

 


でもあの人、お金はいっぱい持っているんだろうね。

その点だけは羨ましいわ。どうせお金に困った経験もないんだろうし。電気とかガスが停まって絶望的になることなんか未知の感覚だろうね。

 


まあ、今の自分が正にその状態なんですけどね。

 


さて、今日は簡単な執筆依頼を一本こなして散歩に出ようかなと。

天気も良いですしね。

 


珍しく酒が入っていない朝の更新でした。

 


どなた様も良い一日を

 

 

 

 


へば。